体力作りに必要な基本的なこと

看護師の体力作りでは、食生活を見直すことも必要だ。食事は単に美味しいだけでなく、体に必要な栄養を届けるという大切な役割がある。看護師の中には、毎日決まった時間に食事がとれない人もいるだろう。忙しさから、ついつい朝食を抜いてしまう人もいるかもしれない。朝食を抜いて業務を行うとすぐに疲れやすくなり、体力が続かないこともある。そこでおにぎりやサンドイッチなど、手軽に食べられるものを前日から用意しておくといいだろう。また、夜勤明けは体が疲れているため、菓子パンやお菓子など甘いものが食べたくなる可能性も高い。だが、寝る前の糖質が高い食べ物は太りやすく、体力作りには不向きだ。そもそも睡眠直前に胃腸を動かすことは、睡眠の質を悪くするため避けておきたい。野菜や果物が豊富なジュースやスムージーを飲み、あまり胃腸に負担をかけないことが大切だ。

そして、体力作りには睡眠をとることも欠かせないポイントだ。睡眠は、寝ている間に心身のメンテナンスを行う役割を持っている。看護師は夜勤に携わるケースも多く、仕事柄毎日就寝時間が同じとは限らず睡眠時間を長く確保できない人もいるだろう。しかし、睡眠に必要なのは時間ではなく質であり、長時間寝ても質が悪ければ意味がない。体力作りには、質がいい睡眠をとることが大切となってくる。就寝前にストレッチをしたり、ゆっくりお風呂に浸かったりなどして体をリラックスさせることにより、質のいい睡眠がとりやすくなるのだ。